前方後円墳

脱皮ワイフの前方後円墳のレビュー・感想・評価

脱皮ワイフ(2004年製作の映画)
1.0
夫婦の性に特化した「フルモーション・レーベル」の第4弾。
路上シンガー溝呂木はじめ(小沢和義)のキャラクターが強烈すぎて、すべてがそこに始まり、そこに終わる。美樹(miko)の脱皮なんて物語の中でも大したことではなく、友達のテツ(益子智行)の存在もすべて彼のためにある。ロックンローラーのはずの溝呂木の人生にはどんどん哀愁が漂うようになり、いつしか演歌としての色合いが濃くなっていく。その馬鹿馬鹿しさとやるせなさがとてもいい空気を持っている。