あきしげ

恐怖!キノコ男のあきしげのレビュー・感想・評価

恐怖!キノコ男(2005年製作の映画)
2.5
噂よりも自分の目で確かめるべき作品でした。

良かった点。

・ちゃんと映画になっている
・キノコ男は意外は愛らしい
・カメラアングルのこだわり

悪かった点。

・80年代のホームビデオな映像
・初期のPSを彷彿とさせるCG
・心理描写までセリフにしちゃう

噂では耳にしていたZ級映画。
これを観ずして語るべからず。
知名度のあるクソ映画を鑑賞。

実はかなり楽しみであった。
届いてすぐに鑑賞しました。
これは非常に珍しい事です。

その結果、思っていたよりも面白い。
ちゃんと映画として成立しています。
カメラアングルも色々と変えている。

もっとクソみたいな内容だと予想した。
しかし、想像よりも面白い作品でした。
本当のクソ映画は本当に退屈なのです。
観るだけでも時間のムダだと感じます。

だが、本作は観る価値がありました。
映画をしっかり作ろうとしています。
その意気込みだけでも高く評価する。

超低予算でもこだわりが窺える。
ダラダラとする邦画よりマシだ。
80分という尺もちょうどいい。

脚本は残念ながらクソすぎる。
心理描写まで丁寧に話します。
出演している方々も大根です。
中学生日記レベルの演技です。
それでも本作は魅力たっぷり。
愛らしいキノコ男は良かった。
緊張感の欠片もない雰囲気も。

ただし、本作の評価は個人的な趣向の問題。
多くのクソ映画を観てきた中で楽しめます。
普通の映画を観ている人からはクソだろう。
だけど、個人的には上々の仕上がりである。
あきしげ

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