このレビューはネタバレを含みます
●終始気分の悪いお話
薬によって判断力や気力を奪われ従ってしまうという設定はあれども、刑事が単独で踏み込んで捕まったり殺されたりってどうなのよ、という苛立ちを持ちつつの終盤。
一般の人や子供が、相談する人がいないことにつけ込まれたり、お前のせいだと言われて従ってしまったりというのはリアリティある。
じわじわくるイヤな話が好きな人にはいいと思います。小さな機械音とかのノイズや、隠し部屋やそこに繋がる廊下の照明とか、日本のホラー味の不気味さ演出。
結果誰もまともじゃないじゃん、という後味の悪さ。