ショウコ

フォービドゥン/呪縛館のショウコのレビュー・感想・評価

フォービドゥン/呪縛館(2016年製作の映画)
2.7
テキスト首っぴきで作ってみたおうちホラーって感じ。マズいのは失敗したくなさが臭う無個性な脚本で、映像の方は綺麗だし撮り方(終盤クロスカットとか!)も凝ってて面白い。ちょい見せでしたがグロセンスも良いです

いわくつきの古いお屋敷、トラウマがあり薬を飲んでいる奥さん、何か見えてるっぽい息子、訳知り顔の住民、閉めたら鏡に人が映る洗面所の戸棚、悪夢、幻覚、象徴的な小道具、らせん階段、ピックアップされた生活音、トラッキングやパンフォーカス…

ホラーお約束食材を組み合わせてみたら何となく食べた事ある味っぽくなったけど具が噛み合ってないし美味しくない…という無力感が香ばしいです。原題「絶望部屋」とはそういう意味だったのかしら🤔昔ノリだけですき焼き作ろうとしてインチキ牛丼になったのを思い出したわ。
ぼんやりさせてオチのひとつすら用意しないのも、下手な事してツッコまれるのを恐れてる様に見えた

嫌な予感がする!を連呼するだけのボキャ貧妻&取り合わない夫にイライラするわけですが、全て奥さんの妄想で片付けられるのでただの夢ウツツ話になってましたざんねん!
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