ひろゆき

すれ違いのダイアリーズのひろゆきのレビュー・感想・評価

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)
2.5
銀幕短評(#604)

「すれ違いのダイアリーズ」
2014年、タイ。1時間50分。

総合評価 50点。

むかし学校で「交換日記」ってありましたよね。なかよしの(付き合っている)男子生徒と女子生徒が、ひとつのノートを共有して、じぶんがノートに日記を書き、つぎの日に学校で彼女にわたして彼女が日記を書く、つぎの日またノートがわたしの手に戻り日記を書く。ノートは毎日まいにち ふたりのあいだを行ったり来たりし、日記の応酬でページが埋まっていく。これはとても楽しいものですよ。まあわたしはやったことがないので よく知らないのですが。いまではこんなことをやるひとはなかなかいないでしょうね。LINEやメールで瞬間的に通信ができるから。この点、交換日記と手紙はすこし似ていますね。手紙のレトロ性については「ラストレター」72点 で触れました。

義務教育は、日本では小学校6年間中学校3年間ですね。子らは(あるいはわたしは)学校にまいにち通うことを定められているために、学校に行く「義務」があると いっしゅ苦痛に感じる。本作のかれもそう感じたかもしれませんね。しかし教育を受けさせる「義務」を負うものは わたしたちの保護者であり(憲法にはそう書いていますね)、子らは教育を受ける権利を行使しているといえましょう。

さておき邦題の日記(ダイアリー)を なぜ複数形にしたのか、わたしにはちょっとわかりません。義務教育で英語をよく勉強しなかったからかなあ。
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