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すれ違いのダイアリーズの5lothのレビュー・感想・評価

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)
3.0
水上分校のロケーションは必然的に一人になること、遠くを見ることになる。その視線の先が過去や未来や誰かの人生に繋がっている映画的な構造や拡がりがよかったです。

手紙でなく日記ではあるが、宛先のないものが時間を超えて必要としている人の元へ届いてしまうというシーンの連なりは坂元裕二的であるとも思いました。

ただ、2人の若者の関心が自分と恋人についてばかりにも見えてしまい、特にエーン先生は恋に溺れがちで共感は出来なかった。人物造形にさらに深みがあればなー。
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