ダメ教師の青年ソーンは田舎の水上学校に左遷されてしまう。そこで前任の女性教師エーンの日記を発見。
日記や生徒たちの言動を介して、徐々にエーンへの想いを募らせていくのだった。
すごく良かった！タイの自然の中の水上学校というのが新鮮で、なにより生徒たちが良かった。
とても素直で愛くるしくて、コミカルなやり取りはとっても微笑ましくて。エーン先生も綺麗ですぐ虜になってしまった。
また前半はソーン先生目線、後半はエーン先生目線と立場が入れ替わる構成もいい。
恋い焦がれる気持ちも入れ替わり、余計にすれ違い感が出るんですよ。それが本当にもどかしくて。
柱に刻まれた身長からまだ見ぬ互いに想いを馳せるのも素敵。エーンの名前を見て柱をスリスリするソーンには笑う。
そんなソーンの成長物語でもあり、子供たちに汽車を見せるシーンにはよくわからないけど涙が出た。
日記を必死に修復するソーンの気持ちは凄くわかるなあ…。そのソーンの日記をエーンが読むシーンにも泣いた。
タイの自然と人の優しさに溢れる、清々しくて爽やかな恋愛映画でした。
