「もう愛していない。ひとかけらも」この言葉をどう捉えるかでまるで違う映画になるようです。僕は妻が夫から愛されていない、方で捉えました。数少ない夏子(深津絵里)が登場する冒頭シーン、長年連れ添ってきた…
>>続きを読むまた一つ素晴らしい作品に出会ってしまった
人生は他者。
この言葉を聞いただけで泣きそうになった
この作品の台詞1つ1つが
自分に向けられているかのように
感じて、、
気づいたら、ペンと紙を持って…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭から“こんな卑屈な男が傍にいたら気が滅入るわ……”と思いながら視聴開始。
とにかく劣等感の塊のような主人公。
どんなに売れても劣等感を拭いきれず、挙句の果てに自分の名前にまで不満を持ち出す始末w…
あまりにも秀逸すぎるタイトルと、それに負けることのない感情の機微の演出とハッとさせられる数々の言葉。
喪失に嘆き悲しむのではなく、喪失を以てして気付いてしまった自分の小ささや愚かさ、不甲斐なさに向き…
陽一のまっすぐさがまぶしい。幸夫と陽一の対照的な様子をみて、苦しくなる。
幸夫は賢い人なんだろうけど、それだからなのか、自分の本心がどこにあるのかわからなくなったり、感情を抑えなければいけないとい…
個人的にはすごく好きな作品だった。
色々起きる事唐突ではあったけど、幸夫の序盤の冷めた面からの子育てする姿が人間味あって、よかった。
愛して、結婚して、長い事一緒にいても結局人間は他者なんだろう…
(C)2016「永い言い訳」製作委員会