紫音

永い言い訳の紫音のレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
4.3
綺麗事だけじゃ済まされない、人間のリアルな心理の機微。
西川美和の洞察力の鋭さを堪能した。

クズで弱虫でどうしようもないが真の悪には成り切れず、妙な色気を孕む厄介な男をモッくんが見事に体現。

そして池松壮亮が言うように全てを浄化し、チャラにしてくれる子ども達。
その純な存在感に何故だかこちらまで救われた気持ちになり、涙が溢れた。
紫音

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