まち

永い言い訳のまちのレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
5.0
2016/09/27
試写会当たって一足先に鑑賞。
見てもらうきっかけにしたいし、内容についての感想は公開後にします。。。

とりあえず、鑑賞後の後味としては、今年邦画・ドラマ部門ベストです。
生活音、表情、衣装、
無駄がない。画面全てに意味がある。
こんなに満足感のある実写映画久しぶりかも。
私的大興奮する邦画部門1位のゴジラは画面がかっこよくて見てしまう。
永い言い訳はぐっと感情移入をして、見入ってしまう。
画面に対しての興奮は無いが、とても心地よいものです。

不慮の事故で家族を失った残された人々がどう立ち直っていくか。
自分のことを思い出しながらぐるぐるしていると、スッと心に沁みるセリフが落ちてくる。受け止め広がる、その回数が多かった。

日本映画のジメッとした地を這う作風は、彼女の作品には無いのです。
どこかカラッとしていて、笑えてしまう、でも人にはそれぞれ人に言っていない悩みや闇がある。それをうまく画面に表現しているんだ…
西川監督はホームドラマって言ってたな。


そして、今回の役者のパワーにはとんでもなかった!
子役の2人も、お父さんも、夏子さんも、池松くんも黒木さんもみんな凄い!
本木さんが多くヒューチャーされるけど、この話は主人公だけのものじゃ無い。一人一人に人生が形成されているのがよくわかりました

この映画は物語をみているんじゃないんです。人間の人生をみているんだなあ…実感しました最高でした。
幸夫くんの行動や言動に対して、わかる、わかるぞお…!

語彙力がないので、とりあえずこの辺りで。
14日の公開が楽しみです
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