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京城学校 消えた少女たちのTAMUのレビュー・感想・評価

京城学校 消えた少女たち(2015年製作の映画)
2.5
ホラーは苦手なのでパク・ボヨンとパク・ソダムが共演しているのに避けていたが、いよいよ見ることとなった本作(暇で)。

予想通り、気味が悪いから止めようかとも思ったが、途中からゾンビ系になってきて、あ〜ゾンビ系なのかと思ってたら、全然違う方向に着地した怪作。

ある女学校に転入してきた静子(パク・ボヨンが戦時下で付けられた日本名)。過去に在学して、謎に消えてしまった女学生静子と同名であったことから因縁めいたストーリーが展開される。

傑作なのは、過去にいた静子と転入した静子に何かの因果関係があるかのように引っ張っておいて、途中から放ったらかしの脚本w

他、思わせぶりな伏線は後半無視で、後半起きる出来事について行けない💦

ヨンドク(パク・ソダム)が前の静子の重大な出来事を目撃しておきながら、校長から静子は転校したと聞いて本気で怒ったと語るシーンとか、見てるこちらは笑いが止まらなく…

細かいところでは、行方不明になる生徒恵口(エグチ)は苗字ではなく名前で、恵口なんて名前珍し過ぎるだろ、と話が頭に入ってこなくなるw (生徒の名札が苗字ではなくて名前だったり。。)

それはそうと本作、フィクションとは言え今時のTVコメンテーターに知れたら、烈火の如く怒ってくれそうな、日本悪しの歴史改ざん映画。

日本軍に尻尾を振る人たち、実行部隊は全て韓国人というところが、少し気を使ったところか。

韓国では動員100万人に遥か届かずに終わった本作。後から見ると、日帝映画ブームに乗ったものの意外と観客は冷静だった一例。

散々書き散らかしましたが、パク・ボヨンとパク・ソダムは輝いていて、2人で微笑み合うとか、仲良しなたぬきときつねみたいで最高だったのでおススメ♪
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