MasaichiYaguchi

ラスト・ウィッチ・ハンターのMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

3.0
本作のキャッチコピー「狩って狩って狩りまくれ!」や、繰り広げられるファンタジーアクションは、「モンスターハンター」をはじめとしたハンティングアクションRPGの世界を彷彿させる。
このRPGの様な映画の主人公コールダーは倒した魔女の女王に不死の呪いをかけられ、約800年に亘ってやられても死なずに魔女や魔物と戦い続けているという、正にゲームのヒーローのような男。
ある日、そんな唯一無二の魔女ハンターであるコールダーと人類に最大の危機が訪れる。
人類滅亡の危機を防ぐ為に戦うコールダーを助太刀する仲間は、代々に亘ってドーランと言う名と役目を受け継いできた神父と、戦いの最中に知り合った特殊能力を持つ魔女のクロエ。
彼らを脅かし、恐るべき計画を進めていく敵に対し、彼らはどう立ち向かっていくのか。
コールダー役のヴィン・ディーゼルは得意な肉弾戦や銃撃戦だけでなく、本作ではキレの良いソードアクションも炸裂させる。
この作品は“魔女狩り”をモチーフに最新VFXでダークファンタジーを展開させているが、そこではコールダーの家族とのエモーショナルなエピソードも描かれる。
そして、マイケル・ケインやイライジャ・ウッド、ローズ・レスリーらの共演陣がドラマの部分を盛り上げていく。
アクションRPG同様、ラスボスに辿り着くまで紆余曲折を経るのだが、最終決戦ではピンチの時の”アイテム”を使ったりして、ガチンコバトルが繰り広げられる。
果たして映画は、ゲームクリアしたような達成感のあるエンディングを迎えることが出来るのか?
主演したアクション映画がシリーズ化されることの多いヴィン・ディーゼルだが、本作も続編が作られるのかどうかウォッチしたい。