WOWOWならではのクオリティの高さと安定感。
キャストが実力派俳優の皆様で、豪華ながら鼻につかない安心の見応え。
人の闇のシリアスな部分と、個性豊かなコミカルなキャラクターのバランスが絶妙で。流石は堤幸彦監督といった感じよねん。
人に取り憑く欲。それが人を人ならざる者にする。だけど、欲に狂わされるのも、また人である所以なのか。
人には越えられない線が存在するのか。
身分然り。それぞれの住む世界もまた。
人と人の違い。遺恨や執着といった抱えている闇が、人と人を分けてしまうのか。そもそも、人とはそんな清純潔白なものではないよね。
アウトローなキャラクター達の中で、山岡百介が彼らに翻弄される。京極夏彦が創り出した江戸の世界に迷い込んだ鑑賞者の様に。そこにめちゃくそ曲者俳優の吹越満さんを持ってくるセンスがエロい。そして、それを難なくこなす吹越満さんもまた流石の一言。
Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 3
Architecture(構成) 3
Picture(画) 3
Acoustic (音) 4
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