2012年にリビアのベンガジで起きたイスラム過激派によるアメリカ領事館襲撃事件の映画化。
支援を絶たれた6人のCIA警備兵による、13時間の激闘を描いたアクション。
序盤から緊張感いっぱいで、気が休まる間がない。
緊迫した内容なのに映像が綺麗で、返って臨場感があり、その恐ろしさが伝わってくる。
アメリカ領事館が武装集団に征圧されるまで、あっという間だ。
CIAの拠点アネックスは存在が極秘であるため、何も手出しできないことがもどかしいところ。
どんな人間にも判断に躊躇するだろう。
海兵隊やレンジャー上がりとはいえ、GRSの警備兵たちが待機命令を聞かず、任意で救援活動に向かう様には心を打たれる。
実話を基にしているので、亡くなられた方々の死は悼まれるが、どこか対イスラム過激派のプロパガンダ的要素を感じる。
人が人としてどう行動するべきか問われる映画。
