【破壊の先に】
ひたすら殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴りまくる。
そこに意味なんてない。
相手が憎いだとかすっきりしたいわけではない。
「ヒメアノ~ル」にはそこに虚構と切なさや苦悩があったんだけど
この作品にはそれが一切ない。
もちろんそこに生産性なんてものはなく
あるのは北斗の拳やマッドマックスに通じる「暴力」による破壊の世界。
このイカレた時代へようこそ君はTough boyTough boyTough boyって感じです。
主演の2人の暴力もそうなんですけどモブである人たちのスマホでのカメラやSNSや動画の暴力もまた現代の暴力を象徴している。そこには男であろうが女であろうが容赦なくその暴力に巻き込まれる。そしてその暴力に一度巻き込まれてしまうと抗う術がない。
その暴力は相手が倒れるまで続く。
ただそれ自体はあたらしい映画の見せ方として評価はできるんですけど
私的にはそれ以上のテーマ性を見出すことができず。
評価はそこまでよくないんですよね。
もっと暴力的でもいい。
もっとクズでもいい。
ある意味こんな刺激になれすぎてしまったのかなぁ。
今の世の中、刺激的なことが多すぎて。
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