役者全員上手い！！
柳楽優弥… 変態狂気人間！
存在に表も裏もなく、ただ自分のやりたいままにどストレートに生きている。
殴られた後の表情や立ち上がり方が不気味で堪らなく良かった。
セリフが少ない中、しぐさや表情だけで語れるのは流石だ。
菅田将暉… 調子よいヤツからの変貌がすごかった。心の弱さが滲み出ていて、北原裕也という奴が完全に悪い人間だとは思わせないところが良かった。
でんでん… やっぱりこの人が怒鳴ると背筋が伸びる。ドスの効いた怒鳴り声が超怖い。良い人そうに見えて陰がありそうな匂いが漂う。
村上虹郎… どうかそのまま真っ直ぐに生きてくれー！と祈らずにはいられなかった。
純粋さと危うさを併せ持った将太役がすごくハマっていた。
小松菜奈… 今まで観てきた不思議系や美少女系キラキラした役から一転。今作の小松菜奈にはびっくりした。特に車で連れ去られてからは、こんな引き出しも持っているんだー！と幅の広さを感じた。
音楽も良かった。
バイオレンスとギターの歪みの親和性。
暴力シーンで劇伴が効果的に使われていて緊張を煽る。
エンディングの向井秀徳の歌声もどハマりしていた。
これは好きな映画！
