若ハゲ

ヒトラーの忘れものの若ハゲのレビュー・感想・評価

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
4.5
WW2時にドイツ軍が設置した大量の地雷の撤去作業を、戦争終結後に行うことになったドイツ少年兵と彼らを指揮するデンマーク軍曹を描く、デンマーク・ドイツ共作映画。

10代半ばで捕虜となり、劣悪な環境で死と隣り合わせの地雷撤去作業を数ヶ月にもわたってさせられる過酷さだけでも自分には想像を絶しますが、ヴィルヘルムが地雷によって両腕を失い泣き叫ぶシーン以降あまりの惨さに胸が締め付けられるような感覚が続きました。

デンマーク軍曹は本作において「赦し」や「救い」の役割を果たしていると思いますが、実際にはそのような救いはなく、終わりが見えない中でひたすら虐げられながら死の恐怖に怯えながら従事したんだろうと思うと…
目を覆いたくなるような事実ですがこれからも多くの方に知っていただきたい作品です。
若ハゲ

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