新快速

セザンヌの新快速のネタバレレビュー・内容・結末

セザンヌ(1990年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

抽象的で思弁的な言葉を字幕の速度で理解するのは正直なところ不可能で、雰囲気を感じるのが関の山だった(フランス語が母語だったらそうでもなかったのかもしれない)。
画面の上ではほとんど動きがないこの映画であるからこそ、その数少ない動的なシーンに注意すべきだったなあと、観終わって思った。観る前にこちらが勝手に抱いていた期待(というか分かりやすさ)を勝手に裏切られたので、映画と向き合うのをおろそかにしてしまった感がある。
し、思えばセザンヌの「作者は感光版の如く、感覚に徹するべき」的な考えをある意味真に受けたような映画だったのかもしれない。
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