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サム・ペキンパー 情熱と美学のこのレビュー・感想・評価

1.0
サム・ペキンパーの映画は「戦争のはらわた」しか観ていない。NHKBSで放送してた「ワイルド・バンチ」を録画したが、まだ観れてない。「ゲッタウェイ」とか「ガルシアの首」とか、もちろん撮った映画は知ってるし、観たいと思ってる。1本しか観てないのに1人の映画監督の一生を追ったドキュメンタリーを観るのはどうかと思ったが、もう今日しか観れないということで観てきた。

昨日が徹夜でそもそも少し眠かったのもあるが、最初っから流れるあの音楽がどうにも眠気を誘ってきて、「うわ、これヤバイかも」と思った。映像も、基本的に写真やインタビュー映像を交互に見せていく単調な展開で、結局計3回ぐらい眠りに落ち、ほとんど内容を把握しないまま終わってしまった。まあそれでもサム・ペキンパーがいわゆる「絶対近くにはいてほしくないタイプ」であるのは分かったが。

出てくるエピソード自体は面白いが(それもちゃんと意識を持って観てたのは3分の1くらいだが)、この作品を1本のドキュメンタリー映画として観たときに何も面白くなかった。あまりにも単調すぎる。サム・ペキンパーの人生を描くドキュメンタリーなら、そのドキュメンタリー自体破天荒な仕上がりでもよかったのではないかと思った。というか、多分この映画はサム・ペキンパーの映画のファンであるとか、ある程度だいたいの彼の作品を観てないと楽しめないのではないかと思った。「ホドロフスキーのDUNE」のような、その映画自体が持つ面白さみたいなものがなかった。

結局ほとんど話も分かってないので評価のつけようもないと思ったが、チャールトン・へストンの話が面白かったのでそれに星1つということにした。
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