男はくらいよ監督さそり

サム・ペキンパー 情熱と美学の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

4.5
映画作家として妥協を許さず、常にプロデュ―サーやスタッフと衝突し、何回も干されたが『ワイルドバンチ』『わらの犬』『ビリーザキッド』『ゲッタウェイ』『砂漠の流れ者』『戦争のはらわた』等の傑作を残した。女好きで酒好きで口は悪かったが俳優仲間は支持した。『ダンディー少佐』で製作費が嵩み撮影中止になった時、チャールトンヘストンがノーギャラでいいから撮影続行したと言ったエピソードは漢の仁義を感じた。女優は怒鳴ったり水ぶっかけたりひどい目に遭わせたみたいだね。繊細だけど心は弱く晩年はアルコールとドラッグ塗れだった。真の芸術家だったんだね。アーネストボーグナインが映画のキャラまんまの人で益々ファンになった