なお

バーニング・オーシャンのなおのレビュー・感想・評価

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)
3.5
工期の遅れ、コストの削減、上層部の黙認、親会社による下請けへの圧力、作員の不手際など、人為的なものの積み重ねから起きた石油掘削施設の爆発事故を描いた本作。

前半は事故に至るまでの経過を丁寧に映していますが、専門用語が飛び交うので集中していても若干置いてかれてしまいます。
しかし詳しいことは分からずとも、「なんか、ヤバそう…!」と危ない空気感だけは感じ、刻々と迫る爆発にヒヤヒヤ…。
ここの多少長く感じる"静"の前半戦が後半の"動"を引き立てていて、演出上手いなぁと。

轟く爆発音で逃げ惑う乗組員の声は掻き消され、真っ暗な夜空を一面赤く染め轟々と燃え盛る業火。
爆風に乗って熱気がシアターまで届きそうな程迫力満載の映像に圧倒されました!

そして、ただ無事であることを願うことしか出来ないケイト・ハドソンが可愛かったです。ご馳走様でした!(^人^)
なお

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