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永遠に答えず 完結篇のcsmのレビュー・感想・評価

永遠に答えず 完結篇(1958年製作の映画)
5.0
出ました味園ユニバース(青山劇場並みに上下する機構)に神戸のアトリエから通う京都画壇の小杉勇。癪に障る文化人やらせたら敵なし。45日拘束されたモデルの夢路様が向かうサナトリウムで妻が待つ。車の音で着替えてきっちり妻の座見せつけるニッター村瀬幸子、リボン付けた犬従えて作りすぎたホワホワの人形たち(欲しい)。利根さんもまた大変なニッターでした。ルリ子に連れられウラン座の代役、次の被害者は演出家水島。踊りと芝居のバランス悪しで怒ってみたものの、火の山で羽衣天女な夢路様に魅せられ即KO。芸術男がインスピ求めて夢路沼、美し罪で夢路様逮捕案件。誰も悪くないけども。ヤスオちゃんの馬になりトッフィー君に乗りたいよ。トッフィー君?検索してみて下さい、森永が打ち出したロボット象です。ベンチ、粉ミルク、チョコレート、森永会館、日活魂タイアップで塩釜、高山、霧島へ全国津々浦々。屋上遊園地でゴーカート激突骨折レントゲン、場所が悪くてもう踊れない。我が子が生きていようとも探さず己の道を行く夢路様。勘のいい谷栄の予言通り雪だるまになる親子の血も性も超え、十字を切っても許されない美の化身。書ききれないけどお人好しのひと言じゃ済まされない凄い役です大坂志郎。
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