2015年7月21日（火）国立近代美術館フィルムセンター 特集／逝ける映画人を偲んで2013-2014
美麗プリント。大久保清がモデルの実録犯罪映画。1971年3月末日に最初の殺人、5月逮捕、7月映画公開。
実際の犯行現場や大久保の自宅付近での撮影など、『恐怖のカービン銃』と並んでリアルタイムの即時性で勝負するすごみをまとっている。
2016年9月4日（日）ラピュタ阿佐ヶ谷 レイトショウ特集／ゆきてかえらぬ 渡辺護 官能の旅
再見のほうが楽しめた。結局のところ犯罪者の内面などわからない、わかりようがない、と開きなおって事件の推移のみをなぞっているのが成功している。
『略称・連続射殺魔』の風景論に対して、大久保清のいた群馬の風景のなかに役者を置く生々しさ。
