FutosiSaito

痴漢電車 下着検札のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

痴漢電車 下着検札(1984年製作の映画)
4.0
 新宿の昭和館地下が懐かしい。
 主演の蛍雪次郎が平成『ガメラ』シリーズに出たときには感激した。
 『痴漢電車シリーズ』から、ずいぶん遠くに来たものだと。
 これは昭和3年の張作霖爆殺事件の時に、彼の黒真珠の指輪を得た日本兵が亡くなったことから始まる。竹中なおと(まだ直人と表記されていない)が「松木」清張役で怪演し、楽しそうに事件を解説している。
 昭和史の謎のパロディーだ。
 きっちりとピンク映画の約束を守りつつ、遊びに遊んで、映画作品としてのクオリティーと面白さがある。
 さすが滝田洋二郎監督。さすがピンク映画だ。
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