にっきい

亜人 第1部「衝動」のにっきいのレビュー・感想・評価

亜人 第1部「衝動」(2015年製作の映画)
3.5
巨乳で泣きぼくろがあり色っぽい下村泉さん。ただし人間ではありません。

3DCGアニメ『シドニアの騎士』を観て知ったポリゴン・ピクチュアズの新作って事で気になってた映画。
初見は劇場でした。

一瞬より長い時間痛かったんだ、凄く!って話し。
今作は3DCGアニメと言ってもセル画のような独特の絵柄。
原作を読んで無いので分からないんですが、アニメの顔なのに表情が妙にリアルで、ちょっと変。
利己的で合理的な永井圭は学校の帰りにトラックに轢かれ死んでしまう。
周囲が驚くなか永井圭の肉体は再生され生き返り、彼が日本国内3体目の亜人だと言う事が発覚する。
政府に捕まると人体実験されるので、幼馴染の海斗の助けを借り逃走するのだが、同じ亜人の佐藤が助けてやると接触してきて…、って話し。
亜人は死んだ時、1番大きな肉片を核として他の肉片を引き寄せ身体を再生するんですが、引き寄せる事が出来ないほど距離が離れたりすると新たなパーツを作るんです。
と言う事はもし首を斬られて頭を引き離されると、身体から新しい頭が生えてくる。
脳細胞を新しく作った身体は最早別人では無いのか?
それこそが不死身の亜人の唯一の弱点になるんです。
更に亜人には別種と呼ばれる"黒い幽霊"(IBM=invisible black matter)を操れる者たちがいる。
当然主人公も佐藤も別種。
佐藤の手下の田中も、政府側の亜人管理委員会の下村泉もだし、別種と呼ばれてる割には珍しい存在じゃ無いのか?
殺せない亜人を捕獲する最善の手段が麻酔銃で眠らせる事なんですが、劇場で観てた時は気付かなかったけど、よくよく考えたら眠らせば良いだけなら麻酔ガスで充分。
麻酔銃にこだわって撃ち合いするから亜人に殺されまくる事に何故気付かない?w
いやまあ簡単に亜人捕まったら面白く無いけど。
主人公が妹から「クズ」と呼ばれるくらい"偉い大人になる"事に不必要なものは躊躇なく切り捨てるような奴で、他人の心配なんて世間体を気にしてしてるだけの嫌な奴なので感情移入出来なくてもやもやする。
劇場版の尺に収めるため説明不足なところもあるけど、スピーディーな展開で面白い映画でした。
因みに実写版は主人公永井圭を佐藤健、主人公の妹を浜辺美波ちゃんがやってたので、かなり普通の性格になってました。

これ劇場で観たのはFilmarks始める前だったのでレビューしてなかったんですが、レビューするのに見直そうと思ってレンタル探したけどGEOにもTSUTAYAにも置いてないんです。
で調べてみると劇場版3部作まとめたBOXセットしか販売されてなくてどうしようかと途方にくれてました。
でも更に調べると劇場公開時に先行販売で1作ごとのBlu-rayがある事がわかり、探したらメルカリに出品されてたので無事ゲットして見る事が出来ました。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2015年12月1日
鑑賞回:不明
劇場名:TOHOシネマズ二条
座席情報:SCREEN5 Z-6
上映方式:2D
レーティング:PG12
上映時間:106分
備考:過去鑑賞記録、映画の日
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