前作『ひとまずすすめ』の後日談を描いた、3 つのショートエピソードからなる短編集作品。
人生を変えたいなら、ひとまずすすめ!
で、そやって変化への一歩を踏み出したからと言ってすべてが突然変わるわけじゃなく、人生はその後も些細な出来事を積み重ねていくわけです。
実際は“変わったきっかけ”なんてその時には判らず、あとになって思い返してみてはじめて判るものなのでしょう。
そしてその“きっかけ”は小さなものがいくつも繋がっているもので、ヘンゼルとグレーテルの残したパン屑みたいに、過去から今の道に連綿と続いている、自分自身の人生を形作っている大切な欠片たちなんだと思います。
夏子さん、ゆっくりすすんで、幸せになって下さい!