マーベル大好き

レディ・プレイヤー1のマーベル大好きのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.5
映画好きにはたまらない作品。


現実世界は荒廃し、現実から逃れるべく多くの人々がアバターを利用するバーチャルリアリティーゲーム〝オアシス〟の世界で生きていた。ゲームをクリアすることでそのゲームを開発したハリデーの遺産56兆円とオアシスの所有権を得ることが出来るからだ。

主人公のプレイヤーパーシヴァル(本名ウェイド)は両親を早くに亡くし叔母のアリスに引き取られていたがスラムに暮らし叔母の恋人との関係も悪くほとんどをゲームの世界で過ごしていた。彼はゲームをクリアし今の生活から抜け出すためハリデーを誰よりも研究し理解するプレイヤーであった。
ゲーム内での親友エイチやショウ、ダイドウ、あることで知り合ったアルテミスたちとゲームクリアのため奔走するがオアシスを独占するために多くのプレイヤーをゲームに送り込んでいる世界第2企業のIOIに命を狙われることになる。


ストーリー中に様々な映画作品がオマージュとして登場する映画好きにはたまらないワクワクする作品となっている。
クロスオーバーのためにスピルバーグ監督たちが著作権の大半を得て実現した作品なだけありバックトゥザ・フューチャーのデロリアンからキングコング、ジュラシックパークのティラノサウルス、シャイニング、DCコミックのバッドマンのみならずロードオブザリングのガンダルフまで登場するので隅々まで鑑賞しなおしたくなる。
アバターとしてプレイする姿はどことなくブルースウィルス主演のサロゲートを彷彿とさせる。

監督が作品を通して伝えたいメッセージもしっかり詰まった素晴らしい作品。
ただ、個人的に残念だったのは日本人役が日本人じゃなかったこと…