ぴよまろ

レディ・プレイヤー1のぴよまろのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.8
荒廃した現実世界から逃れるように多くの人々がVRゲームの世界で楽しむ中、ゲームの作者が残した鍵を巡って現実・ゲーム世界が交差した争奪戦が繰り広げられる物語。

王道的エンタメ作品にして、80年代から現在に至るまでのポップカルチャー&サブカルチャーがこれでもかと語られる作品。スピルバーグだからこそ実現できるパロディ&オマージュの数々が最高です。しかも意外と日本の作品が多いあたり、嬉しいかぎり。

主人公が仲間達と苦難を乗り越え勝利を手にするという、超王道なストーリーですが、それもこれも画面の隅々まで散りばめられた小ネタ・パロディをみせるため。多すぎる元ネタの中でも、ちゃんと誰もが知っているネタを仕込んでいるので、結果みんなが楽しめる作品。アイアンジャイアントとメカゴジラが戦うなんて誰が観ても面白い笑

また、王道なストーリーの中でも、ゲーム制作者とゲームを楽しむプレイヤーに対する敬愛が伝わってくることが楽しいです。ゲームの効率を重視した作業的プレイよりも、純粋にプレイした方が楽しいということを、あらためておしえてくれました。

スピルバーグ監督だからできる、有名作品が登場しまくりの、王道エンタメ作品でした。
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