映画は遠い過去のはなし

レディ・プレイヤー1の映画は遠い過去のはなしのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.2
◎スピルバーグ作品久々の鑑賞。映画、ポップカルチャーへのオマージュ。ガンダムvsメカゴジラ、「AKIRA」のバイク、鎧を着たミフネと言い、かなり日本びいきなところがまた嬉しい。

◎現実世界にあるスラム街の雑多な感じと廃れた感じが、かつて香港にあった九龍城砦のよう。
スタバを一瞬だけど発見。まだ存在していた。

◎久々にコテコテのCGを体験したので、単純に楽しめた。
それにしても、異質だったのは、ゲームの世界に「シャイニング」を取り入れてるところ。ある意味強引だけど、それだけにキューブリック愛は特別なんやね。

主人公が三つの鍵をゲットし、ハリデーと対面するシークエンスは、スピルバーグらしいヒューマニズムに満ちた演出。黄昏時のようなセピア色のトーンの雰囲気の中、監督が1番伝えたかったことがここで言及される。
スピルバーグらしさがまだ失われてなかったことで少し安心した。