Tai

レディ・プレイヤー1のTaiのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.8
飽きる瞬間皆無の楽しすぎる作品。大好きです!

オンラインにアバター、そしてVR、現在で既に一般使用されている技術ですが、それの半歩先を行く近未来ゲーム「オアシス」
全く知らない、現実には起こりえないというものじゃないからこそ「プレイしてみたい‼︎」という気持ちに拍車がかかります!
そしてその気持ちを抱いてからの最初のレースゲームの映像。
迫力満点のスリリングなカーチェイスは臨場感バリバリで、まさに自分が「プレイヤー1」になったかのようでした。
主観映像によるジャンピングはジェットコースターに乗った時の下っ腹がフワッと浮くような擬似感覚まで感じる高レベルな映像体験はスティーブン・スピルバーグ監督による神業でしょうか。
出だしからテンションMAXで魅入ってしまいました!

さらに楽しませてくれるのが、各メディアでも紹介されている登場キャラクターの数々。
挙げだしたらキリがない程に出てくる多彩なキャラクターは皆んなが知っているものから知る人ぞ知るものまでわんさと出て来ます!
ちょっと字幕見る間がもったいないくらいですね(笑)
でも、あくまでそれはアバター。
各作品本編とは違うとこもあったりするのが〝人が使ってる感〟を演出して、さらに自分だったらコレを使いたい!こう使いたい!という興奮に繋がりました。

さらには今作公開開始あたりからフィルマークスのトレンド上位辺りに顔を見せていた80年代のあの作品。
続編制作の話があったからかな?と思ってましたが理解しました。
そりゃもう一度観直したくなりますね!
観たことない人は観てみたくなりますね!
ゲームの世界だけでなく映画の世界にも入り込む、しかもその再現度の高さ。
オアシス守備範囲広過ぎ‼︎
もう側から見たら怪しい人なくらいにニヤニヤしながら観てました(笑

しかし、ただ単にお祭り映画ではなく、しっかりと社会問題も盛り込まれていました。
格差社会と快楽依存。
何かに没頭する時間はたしかに大切なことですが、それしかやらないのは逆にそれ以外をやる時間を捨てるということ。
現代の携帯依存もそうですが、何かにハマり過ぎるのは貧困層がそこから脱するチャンスを更に失うことにも繋がるという問題。
「ゲームばっかりするな‼︎」なんて子供の頃から聞かされた耳が痛くなるワードも、スピルバーグ監督なら嫌味なく受け止められる…かも?

とにかくドキドキワクワクで目頭も熱くなっちゃう作品に大満足でした!
Tai

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