ayuka

レディ・プレイヤー1のayukaのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ヤァァァアアアこれは。最高の時間でした。超楽しかった。どこから話していいやら。

あらゆるポップカルチャーのオタクのための映画?ポップカルチャー愛がすごい。80年代アメリカンミュージックが好きな私は劇中に使われる音楽にもノックアウトで鼻血がブーブー出そうでした。自分のオタク度の高さを実感させられた。ニヤニヤしっぱなしの顎ガクガク落としっぱなしの2時間20分でした。いろんな映画から引っ張ってくる数々の単語にオタクだなあ〜、と感心と高揚とが止まらなくて。

シャイニングが出るらしいと知ってたけど、まさかあそこまでガッツリとは!あの興奮はもう本当に、表せられないよ。ひとりでヤベーヤベーって口もぐもぐさせてました。キングダムハーツとかシュガーラッシュとかを初めて見た時のような興奮。キングダムハーツでパイレーツオブカリビアンのステージに入って、ジャックの声優ちゃんと映画の声優と一緒じゃん!の興奮(笑)一同会すの興奮。シュガーラッシュにクッパいるじゃん!の興奮。だってもうオリジナルの映像使っちゃってるじゃん。双子、、、ねぇもうたんまんねえ、、、思い出すだけでたまんねえ、、、

スピルバーグから世界にいるオタク仲間への愛情が詰まっていた。主人公もそうだし、ハリデーも、悪役のイヤホンの裏でアドバイスする人も、みんなオタク感がすごい!そんな彼らがカッコいいし最高なんだ。

ちゃんとしっかり伝えたいことも伝わってきました。今のテクノロジー時代ならではの、というところ。2年ほど前かな、大学の授業の宿題で、最近のゲームについて自分の意見を書きなさいというのがあった。その頃はちょうどドラクエ11かな?とかゼルダのSwitchのゲームの噂があった頃で、あまりにもそれらのゲームの世界観が作り込まれ過ぎていて、もう人間はゲームの中に違う人生を求めてその中に逃避しようとしてて危機を感じる、と書いたのを思い出した。そんな作り込まれすぎた世界を今のテクノロジーで、実際に体験する所まで近づいていてきている。この映画はそんな発展したテクノロジーを讃える映画でもあるし、同時に疑う映画でもあった。時代をテクノロジーに置き換えた”ミッドナイトインパリ”のような。

それからピュアなエンターテイメントであるべきポップカルチャーを利益優先の大企業が独占しようとするところとか、そこらへんの現状もスピルバーグの伝えたかったことだと思います。

最高でした。
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