マーベル大好き

素晴らしきかな、人生のマーベル大好きのレビュー・感想・評価

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)
3.9
すごくすごく、深い。
愛と時間と死、これらがあるからこそ人生。いかにこれらとうまく付き合っていくか、受け入れるか。

ウィルスミス演じるハワードの人柄がレベル高すぎて自分には到底真似できない。
家族への愛、友人たちへの愛、社員たちへの愛、どれをとってもいかにハワードが愛情深い人間だったか分かる。

作品主体は素晴らしく特にキャストの演技が良かった。ただところどころ厨二病っぽく感じる演出や都合の良い流れが気になった。途中ハワードが何度も死んじゃうんじゃないかというぐらい仲間の演出で精神的に追い詰められているのが気の毒で仕方なかった。
個人的に公園での橋の上の3人のシーンは興醒めだった。

でもウィルスミスの演技はやはりすごく引き込まれた。不思議で仕方ないのは彼のような素晴らしい俳優がいることを自分たちで証明しながらも、なぜアメリカでは未だ有色人種への差別が根強いのか。