映画観太郎

素晴らしきかな、人生の映画観太郎のネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

3週ぐらいしたらちゃんと理解できるかも。


娘を亡くした悲しみから抜け出せないハワード。

トップがそんな状態だもんで会社存続の危機に。
やむを得ず会社の仲間であり同志であり友達の3人が会社売却のためハワードがトップの適性なしと証明するために一芝居仕掛ける。

死、時間、愛

の3つが擬人化され、ハワードの目の前に現れ、おかしな言動をする精神異常者の証拠を捏造しようという…

まぁまぁな作戦。笑

なんだけれども、結果的にはそれまで全てをシャットアウトするだけだったハワードが、
どんな形であれ人とのコミュニケーションを交わすきっかけになった。

人の言葉に耳を傾けた。

それが自分にとって受け入れがたいことだということを認め、
受け入れがたいという拒絶をすることができた。

受け入れられない自分と一瞬でも向き合った。

それでやっと周りも見えるようになったのだと思う。
(一気に掻い摘むと本当に情緒ゼロでクソだけれども)


自己完結させ続けていることに、強制的に割り込まれた結果、社会との繋がりを取り戻せた…というか人間コミュニティに戻って来れた、という感じ。


結局人生は人との関わりなんだなーと。

落ちる時も人だし、
這い上がる時も人。

生きてるから。

どうやったって変わるし、逆に変われるのも間違いないってことなんだろうと思う。
大変だけど。笑


"コラテラル・ビューティー"


これは不幸の真っ最中にはなかなか受け入れられない言葉では。笑


でも生きていくと、すごくわかる。
経験がわからせてくれる。

悲しみを乗り越えるのは苦しいことなのは間違いないけど、
乗り越えたことがある。

乗り越えるために助けてもらったことがある。

助けたこともある。

そうやって巡る、
死と時間と愛。
(綺麗にまとめようとしている節もあるか?)


これが生きてるってことでしょうか?



疲れた時…とかがオススメなのかもしれないけどいつでも良さそう。
疲れてる自分が見ても大丈夫だったし、たょっと違う目線になれて良いかも。
(ウィルスミスやっぱ良い)