このレビューはネタバレを含みます
3週ぐらいしたらちゃんと理解できるかも。
娘を亡くした悲しみから抜け出せないハワード。
トップがそんな状態だもんで会社存続の危機に。
やむを得ず会社の仲間であり同志であり友達の3人が会社売却のためハワードがトップの適性なしと証明するために一芝居仕掛ける。
死、時間、愛
の3つが擬人化され、ハワードの目の前に現れ、おかしな言動をする精神異常者の証拠を捏造しようという…
まぁまぁな作戦。笑
なんだけれども、結果的にはそれまで全てをシャットアウトするだけだったハワードが、
どんな形であれ人とのコミュニケーションを交わすきっかけになった。
人の言葉に耳を傾けた。
それが自分にとって受け入れがたいことだということを認め、
受け入れがたいという拒絶をすることができた。
受け入れられない自分と一瞬でも向き合った。
それでやっと周りも見えるようになったのだと思う。
(一気に掻い摘むと本当に情緒ゼロでクソだけれども)
自己完結させ続けていることに、強制的に割り込まれた結果、社会との繋がりを取り戻せた…というか人間コミュニティに戻って来れた、という感じ。
結局人生は人との関わりなんだなーと。
落ちる時も人だし、
這い上がる時も人。
生きてるから。
どうやったって変わるし、逆に変われるのも間違いないってことなんだろうと思う。
大変だけど。笑
"コラテラル・ビューティー"
これは不幸の真っ最中にはなかなか受け入れられない言葉では。笑
でも生きていくと、すごくわかる。
経験がわからせてくれる。
悲しみを乗り越えるのは苦しいことなのは間違いないけど、
乗り越えたことがある。
乗り越えるために助けてもらったことがある。
助けたこともある。
そうやって巡る、
死と時間と愛。
(綺麗にまとめようとしている節もあるか?)
これが生きてるってことでしょうか?
疲れた時…とかがオススメなのかもしれないけどいつでも良さそう。
疲れてる自分が見ても大丈夫だったし、たょっと違う目線になれて良いかも。
(ウィルスミスやっぱ良い)