マネーモンスターという金融商品の紹介テレビ番組に、この番組のせいで大損したやろ！という男がやってきて、爆弾をもちこみ、テレビ番組を乗っ取ってしまうというお話。
ジョディ・フォスターが監督ということでどんな映画撮るんだろうと思って観たんですが、なかなか面白かったし、ところどころ、なるほどジョディっぽいという感じがしました。
特に、最後の事件が終わった後の一般大衆の反応。あれすごく印象的でした。ショーが終わった、というあの感じ。結局のところ、テレビの前の人にとっては他人事なんだよねぇ。
それと全体を通して、誰もがマネーモンスターになりうるという感じがしましたね。問題の会社の社長はもちろん、テレビ局を乗っ取った犯人の男も結局欲があったから金融商品に手を出してる。儲かってたら何の文句もなかったくせに、損をしたらこんな行動に出るなんて都合いい。この男の彼女もボロカス言うてましたけど、まあ彼女の言うことが正しいですよね。
ジュリア・ロバーツが真面目で頭の切れる女性ディレクター役ですが、彼女のこういう感じはとても好きです。かっこよくて魅力が引き立つなぁと思う。問題の会社の広報の女性を一喝するところなんかかっこよかった～！この役柄もなんとなくジョディが演じてもOKな感じですよね。
ジョディ・フォスター監督、これからも期待したいです。
