投資番組の生中継中に立てこもり事件が発生。
ジョージ・クルーニー演じる司会者は投資と関係ないダンスやコスプレしたりと情報の信憑性よりショーアップすることばかり目がいって、何だかいけすかない。
そんな番組に踊ろされて大損害を受けた立てこもり犯が逆恨みする気持ちが分からないでもなかった。
大暴落した株に全財産を突っ込んだ犯人は、
バカなうえに、目的がよく分からなくすぐ頭に血が頭に上るので、
司会者に仕掛けた爆弾の起爆スイッチを押してしまうのではないかと緊迫感が続く。
犯人の恋人がビデオ通話で
「あんたは昔からクズだった
いつも地下室で本を読み利口ぶってたけど
私とヤるとき 泣き声あげるくせに」
と、人格全否定といらんことまで生配信されて本当にかわいそうだった。
次第に株下落の真の原因が分かり結末を迎えるが、後味はあまりよくない。
でも大事件をテレビ越しに固唾を呑んで見守ってきた視聴者が、次の瞬間には忘れて日常に戻っていくことはリアルだなあと思いました。
所詮は資本がない一般人には他人事です。
残念だったのは、緊張感を保つ仕掛けがウソだと分かったところ。
