ザ・ギフトのaaのネタバレレビュー・内容・結末

新しい街に引っ越してきた夫婦サイモンとロビン。ある日サイモンの学生時代の同級生ゴードンに偶然出会う。彼は再会を喜んで二人にギフトを贈り始めるが、そこまで親しくなかったサイモンは、彼の挙動も相まって不信感を募らせていく。ゴードンにもう付きまとうなと宣告し、謝罪の手紙も来て関係は終わったように見えた。だがロビンは手紙に書いてあった、過去のことは水に流すつもりだった。という一文が気になり二人の過去を調べ始める。するとサイモンは昔ゴードンをいじめており、そのせいで彼の人生は台無しになったことが発覚。また仕事でも不正を働いていたこともわかり、信用度が下がりながらも夫婦は一旦は関係を持ち直し、子供も生まれる。だが生まれたその日にも不正が発覚し、もう一緒に家に帰りたくないと言われてしまう。サイモンが絶望しながら家に帰ると、ゴードンからのギフトが届いており、中にはベビーカーと共に家の合鍵、盗撮映像、盗聴音声が入っていた。映像にはロビンが家で倒れた時に侵入している何者かが映っており、抵抗出来ないロビンがその者に何をされたかは不明のまま。ひょっとするとレイプされており、生まれたばかりの子供はその男の子供かもしれないという疑念が生まれる。何もしていないと言って欲しいが、ゴードンは、本当のことを言っても信じないだろ。赤ん坊の目を見ればわかる。人に弄ばれるというのはそういうことだ。と。嘘を付く人間は他人を信用しない、という本質を突いており用意周到な復讐。だがおそらくゴードンはロビンに何もしていない。確かに気味は悪いが、再開してからサイモンが心からの謝罪をしていればこの復讐は起こらなかったと思う。ゴードンはサインを出していたし、ロビンもそうするべきだと言っていた。意地か小さいプライドで、仕事も妻も失ってしまうかもしれず、自分の子供すら愛せなくなるかもしれないというとんでもない復讐を受けてしまうサイモンの転落劇だった。