クリスティアン・ペッツォルト監督長編映画デビュー作(これより前にTV映画3本あり)。
反政治活動家(テロリスト?)の夫婦とその娘の物語を、娘のジャンヌの視点で描くロードムービーのようだった。
親がどんな犯罪を犯しているのかははっきり描かれないが、国を跨いで逃亡生活をしている様子。
その道中で生まれたのがジャンヌで彼女が15歳なので15年以上逃亡潜伏を繰り返してるってことになる。
どういう事情があれ親は親で、親への愛と忠誠心はある。その思いと反抗する気持ちで揺れる少女を見ているのがしんどい。
行き先で安住の時はなく、その土地の人ともなかよくなれない。せっかく好きな人ができても……
この子10年後どうなってるんだろう?と心配してしまう。