安堵霊タラコフスキー

ヴィニールの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

ヴィニール(1965年製作の映画)
3.5
イギリスとかアメリカとかで決められた死ぬまでに見たい映画1001とかいうのに入っていたから気になったのだけど、面白いかつまらないかで言ったらどちらかと言えばつまらない。

でも限られた空間で超現実的で理解不能な出来事を男たちが立場を入れ替えつつ巻き起こす様は、唖然としながらもちょっと癖になりそうな魅力があったから困る。

そしてこの作品は1時間程度のものながらたった2カットで構成されているのだけど、あまりに1カットが長いと唐突にカットが変わるだけで驚いてしまうのも興味深い発見だった。

あと最後の方でthe kinksのtired of waitingが流れたけど、こっちはこの映画の内容に疲れてしまったよとツッコミたくなった。

ところでこういう白黒のわけわからない夢を昔からよく見るのだけどそれって自分だけ?