ナツミオ

マグニフィセント・セブンのナツミオのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
4.0
WOWOW録画鑑賞
現代に蘇った正統派西部劇‼️

デンゼル・ワシントンらが豪華共演し、日本映画『七人の侍』を原作とする西部劇の名作『荒野の七人』をリメイク。悪徳実業家から庶民の町を守るべく、7人の男たちが立ち上がる‼️

原題 『The Magnificent Seven』

2016年米作品
監督 アントワーン・フークア
脚本 リチャード、ウェンク ニック・ピゾラット
音楽 ジェームズ・ホーナー サイモン・フラングレン
撮影 マウロ・フィオーレ
出演 デンゼル・ワシントン クリス・プラット イーサン・ホーク イ・ビョンホン ヴィンセント・ドノフリオ マヌエル・ガルシア=ルルフォ マーティン・センスマイヤー ヘイリー・ベネット マット・ボマー ピーター・サースガード ルーク・グライムス

(WOWOW番組内容より)
1879年。開拓者たちがつくった小さな町ローズ・クリークは、近くの金鉱を独占したい悪徳実業家、ボーグ(サースガード)が雇った無法者たちに襲われる。夫マシューを殺されたエマ・カレン(ベネット)は町を守ってくれる助っ人を探すため、友人テディQ(グライムス)と旅立つ。2人はボーグと因縁のあるチザム(ワシントン)に関心を持たれ、チザムはガンマンやギャンブラーなど6人を仲間に引き入れ、一行はローズ・クリークへ。チザムはボーグを挑発する一方、町民たちに銃を訓練させるなど、決戦に向けて準備を進めるが……。

オープニングから『荒野の七人』にオマージュしたスコアが最高‼️

前半のローズ・クリークでの悪徳実業家ボーグの横暴と反抗する住民の虐殺で、否が応でもボーグの冷徹さを見せつける。

そして、エマとテディQは用心棒を雇うため、近くの町でチザムと出会ってから、チザムが仲間をスカウトしていくシーンも、それぞれのキャラもはっきり描かれ分かりやすい。


印象に残るキャラ
・チザム(ワシントン)
カンザス州・インディアン準州ら7つの州の委任執行官。
7人の男たちのリーダー格。
元、北軍騎兵隊所属で機知に富み、劣勢の戦い方も熟知。
ある町で賞金首を仕留めた後、エマたちと出会う。敵大軍を迎え撃つための準備シーンもワクワク‼️
終盤、彼の過去が明かされる……
ワシントンが安定の演技。

・エマ・カレン(ヘイリー・ベネット)
ローズ・クリークの住人・未亡人。
荒野に咲く紅一点、夫の復讐を内に秘めたキリッとした役柄は魅力的。銃の扱いは亡き父から習い、腕も良い。
見ようによって"吉田羊“にも似ている⁈

・ジョシュ・ファラデー(プラット)
流れ者ギャンブラー。
カードを使った手品も得意。それに惹きつけての二丁拳銃の腕前も確か。7人の男の1人。
タバコに火を付けた後の……⁈

・グッドナイト・ロビショー(ホーク)
フランス系賞金稼ぎ。元南軍兵士。狙撃の達人。北軍兵23人を仕留めた通称"死の天使”
北軍に捕まりリンチされていたところをチザムに助けられたことが縁。人を撃つトラウマから、銃を撃つためらいが……
ボーグとの戦い前夜、仲間たちと別れるが……。

・ビリー・ロックス(ビョンホン)
グッドナイトの相棒。東洋系ガンマン。ガンベルトに9本のナイフを仕込み、拳銃より速いナイフ使いの達人。グッドナイトと深い絆で結ばれている。

・レッド・ハーベスト(センズメアー)
コマンチ族のネイティブ・アメリカン。
長老たちから、コマンチ族の男と違う生き方を求められ、放浪しているところ、チザムらと出会い合流する。武器は、拳銃、トマホーク、弓矢。
敵ボーグ側のインディアン・デナリとの死闘がカッコイイ‼️


随所に、『荒野の七人』へのオマージュ溢れた楽しい作品。
超久しぶりに旧作が観たくなる‼️
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