ボンドレイク

アルタード・ステーツ/未知への挑戦のボンドレイクのレビュー・感想・評価

5.0
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 これマジでヤバい!!最近観た中でもトップクラスにイカれてて、度肝抜かれた!!
 サイケデリックな幻覚映像が楽しすぎる笑 80年代の映像だけども、全然今でも通じるレベルだと思う。映像のアイデアが凄い。サントラまで含めてユニーク。

 なんか凄いものを観たって気分にさせられたはずなのに、終わった後にほとんど何も残らないってのも凄い笑笑 感動したことだけはわかる笑

 幻覚を描いたシーンとか、科学の理解を越えた超自然的な事が起こった!みたいなシーンとか、そういうの大好物だから凄い楽しかった。
 アトラクションに乗ったような気分でもあったかな笑

 話の構成、要素がとても「2001年宇宙の旅」に似てるとこあったので勝手に言わせてもらうけど、今作のほうがよっぽど壮大だし心動かされたし、眠くもならなかったし、スゲー面白かったぞっ!笑

 人間の人体の可能性を、"幻覚剤"で押し広げるってところが凄い危ない要素で、人によっては嫌悪感示しそうだけど、自分はそこも含めて好きだった。
 イカれた人間を見ることほど面白いことはないし笑 「ヴィデオドローム」だって同じっっ笑

 ただそこ以外でもう一つ、今作と「ヴィデオドローム」、どっちも共通するのが、主人公はただ頭がイカれちまっただけじゃないってとこ。
 現実と幻覚、曖昧に混じり合いながら、非現実的な出来事が起こってく様を見届けることになる。ここがホント好き。

 別に幻覚剤が良いんだってことを言いたいわけじゃないんだけど、
 こういうフィクションって、未知の世界を見せてくれるからワクワクして心が踊らされるのが良いんじゃないかなっ?
 まあ、とは言っても落とし所はとてもシンプルで普遍的なものだったけども。そこが良いんだけどねっ。

 今作は最高にワクワクした。単なるトリップ映画に留まらず、色んなありえないことが起こる。

 あんまり説明されないとこもあったり、謎に思うこともあったりだから自分なりに解釈しやすい映画で面白い。
 自分としては、「ヴィデオドローム」と並べて、人類進化の可能性系譜の映画として考えてみたいけど、そこまではさすがに繋げられないかな笑 わからんけど。

 あと、主人公の実験の様子を見て、ガヤガヤずっとわめき散らかす教授が最高に面白かったな笑笑
 とにかく、ずっっっとわめき散らかす笑笑 終盤でも、理解を越えた現象を見て科学者魂が震えた助手(?)と、さっきのその教授が反対してまた喚き散らしながら言い合いするシーンも最高だった笑
 ガヤガヤとうるさい言い合いの場面って、自分結構好きなんだわな。「ブエノスアイレス」のトニー・レオンとレスリー・チャンとかっ。
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