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アルタード・ステーツ/未知への挑戦のharuのレビュー・感想・評価

4.0
究極の愛。

人類の起源を知るため、アイソレーションタンクの実験に夢中な科学者エディは、メキシコで幻覚キノコをゲットし、更に実験を重ねる。すると何やら体に異変が…!?

ケン・ラッセルのおもしろ映画。大きな声じゃ言えないけど、とても好き。
アイソレーションタンクとは、光や音を遮断して感覚をなくし、あったかいお湯の中でプカプカ浮かぶリラクゼーション装置のことらしいのですが、本作ではエディがメキシコの秘薬と共に愛用し、人類の起源に迫っていく。つまりドラッグでトリップしまくる話です。周りがそろそろやばいんじゃね?と心配し始めた矢先、ついにエディ、変身!その結果、動物園の檻の中で保護されるというだいぶ痛い展開にもかかわらず、彼はまたもタンクに入ります。そんな夫に当然嫁はツイテイケナイ…!
ということで、クローネンバーグの「ザ・フライ」みたいな話でしたが、こちらのオチはまさかの「愛」。「永遠の真理」だの「生命の起源」だのいろいろ言って、家族を捨ててまで実験を続けたエディが、「宇宙」になって感じたことが、それ…?そう、愛なんです!良かった良かった!
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