ナツミオ

ベイビー・ドライバーのナツミオのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
3.8
WOWOW録画鑑賞
音楽、暴力、スピードのテンポ良いクライム・カーアクション‼️

現在WOWOWオリジナル・ドラマ『Tokyo Vice』で主演のアンセル・エルゴートの過去作観たさに鑑賞。
あの繊細な、はにかんだ表情はこの頃からだった⁈

天才的な運転テクニックを持つ青年が活躍する、痛快カーアクション映画。
『ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライト監督が、アンセル・エルゴートら豪華キャスト陣を迎えた。

第90回アカデミー賞3部門ノミネート(音響編集賞・録音賞・編集賞)

原題 『Baby Driver』

2017年米・英作品
監督・脚本・製作総指揮 エドガー・ライト
音楽 スティーヴン・プライス
撮影 ビル・ポープ
出演 アンセル・エルゴート ジェイミー・フォックス ケヴィン・スペイシー リリー・ジェームズ ジョン・ハム エイザ・ゴンザレス ジョン・バーンサル 

翻訳者 栗原とみ子

(WOWOW番組内容より)
青年ベイビー(エルゴート)は天才的な運転テクニックを買われ、ギャングのボス、ドク(スペイシー)のもとで“逃がし屋"として働く。幼い頃の事故で両親を亡くし、その後遺症で耳鳴りに悩まされるベイビーは常にイヤホンでお気に入りの音楽を聴き続け、犯罪者を車に乗せてパトカーに追われても冷静にハンドルを握ることができた。そんなベイビーはウェイトレスのデボラ(ジェームズ)と出会って恋に落ち、裏社会から足を洗おうとするが、ドクは彼に大仕事を命じる……。

既視感があるなぁって思ったら、
ウォルター・ヒル監督(本作では裁判所の通訳の声で出演)の『ザ・ドライバー』(1978年)にリスペクトを捧げた作品とのこと。大昔、観た記憶も本作と雰囲気はかなり違う。

冒頭の赤のスバル・インプレッサWRXでの華麗なカーチェイス、シーンから引き込まれる。他にも日本車活躍シーン、脇役日本車など色々出てくるのも楽しい!

本作は『ザ・ドライバー』へのリスペクト以外に、登場人物がなかなかの豪華キャスト‼️

バディ(ハム)と恋人のダーリン(ゴンザレス)が魅力的な銀行強盗カップル。
『俺たちに明日はない』のボニーとクライドのよう。リスペクトを感じる。
また、『ヒート』(1996)を感じさせる後半の銃撃シーンも渋いですネ‼️

『トップガンマーヴェリック』の司令官"サイクロン"のジョン・ハムが真逆の役柄なのも面白い‼️

そして主人公ベイビーと恋人デボラ(ジェームズ)の終盤の逃避行も。
一瞬、2人が"死のダンス"を踊るのかとドキドキ⁈

ベイビーが過去の辛い事故の後遺症で、iPodが手放せず、終始音楽が流れる設定が面白い。
音楽、カーアクション、クライム・アクションと恋愛模様を楽しめる作品。




【忘備録】ネタバレ有り
(Wikipediaより)
キャスト
・ベイビー / マイルズ Baby
- アンセル・エルゴート
天才的なドライビングセンスを持つ逃がし屋。子供の頃の事故の後遺症により酷い耳鳴りに苦しめられており、それをかき消すために常に音楽をイヤホンで聞いている。また必要なこと以外は言葉を発しようとしない。録音した他人の声をサンプリングしてオリジナルの曲を作ることが趣味。

・デボラ Deborah
- リリー・ジェームズ
ウェイトレスとして働く女性。ベイビーと惹かれあっていく。

・ドク Doc
- ケヴィン・スペイシー
銀行強盗チームを率いる元締め。作戦担当。裏社会の大物。過去の出来事がきっかけでベイビーに半ば強引に仕事をさせている。

・バディ / ジェイソン・ヴァン・ホーン Buddy
- ジョン・ハム
強盗チームの一員。長身で落ち着いたインテリ風の男。

・ダーリン / モニカ・カステロ Darling
- エイザ・ゴンザレス
銀行強盗チームの一員。バディの恋人で、セクシーなメキシコ人女性。

・バッツ / レオン・ジェファーソン Bats
- ジェイミー・フォックス
銀行強盗チームの一員。気に入らない人間はすぐに殺害する凶暴な男。

・グリフ Griff
- ジョン・バーンサル
銀行強盗チームの一員。粗暴な男。

・”鼻なし”エディ Eddie
- フリー
銀行強盗チームの一員。

・J.D. JD
- ラニー・ジューン
銀行強盗チームの一員。アジア系男性。少し抜けている。

・ジョセフ Joseph
- CJ・ジョーンズ
ベイビーの育ての父。愛称はジョー。耳と足が不自由で、手話と車椅子を使っている。

・ベイビーの母 Baby's Mom
- スカイ・フェレイラ

・ベイビーの父
- ランス・パルマー

・幼少期のベイビー
- ハドソン・ミーク

・レストランの上客 Restaurant Patron #1
- ビッグ・ボーイ

・レストランの上客 Restaurant Patron #2
- キラー・マイク

・ザ・ブッチャー The Butcher
- ポール・ウィリアムズ

・看守 Prison Guard
- ジョン・スペンサー

・裁判所の通訳の声
Courtroom Interpreter
- ウォルター・ヒル

【登場車種】
・スバル・インプレッサWRX(2006年型)赤
冒頭6分間のカーチェイスに登場した。撮影では何台か用意され、一部はSTIの高出力エンジンや四輪駆動(4WD)から後輪駆動(FR)に換装されたものもあった。

・ダッジ・チャレンジャ- SRTヘルキャット (2015年型) 赤

・メルセデス・ベンツ・S550 (2014年型) 黒

・シボレー・アバランチ (2007年型) 黒

・フォード・トーラス(2013年型)シルバー

・サターン・オーラ (2008年型) 赤

・三菱・ギャラン(2008年型・北米仕様)紺

・シボレー・ブレイザー(K5・1985年型)

・ダッジ・チャージャーパースートアタランタ警察仕様(2011年型)

【サウンドトラック】
スカイ・フェレイラの「Easy」
デンジャー・マウスとラン・ザ・ジュエルズとビッグ・ボーイの「Chase Me」
キッド・コアラの「Was He Slow?」
は本作オリジナル楽曲。

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン
「Bellbottoms」

ボブ&アール
「Harlem Shuffle」

ジョナサン・リッチマン&ザ・モダン・ラヴァーズ
「Egyptian Reggae」

グーギー・レーン
「Smokey Joe's La La」

ザ・ビーチ・ボーイズ
「Let's Go Away for Awhile」

カーラ・トーマス
「B-A-B-Y」

カシミア・ステージ・バン
「Kashmere」

デイヴ・ブルーベック
「Unsquare Dance」

ダムド
「Neat Neat Neat」

コモドアーズ
「Easy (Single Version)」

T・レックス
「Debora」

ベック
「Debra」

インクレディブル・ボンゴ・バンド
「Bongolia」

デトロイト・エメラルズ
「Baby Let Me Take You (In My Arms)」

アレクシス・コーナー
「Early in the Morning」

デヴィッド・マッカラム
「The Edge」

マーサ&ザ・ヴァンデラス
「Nowhere to Run」

ボタン・ダウン・ブラス
「Tequila」

サム&デイヴ
「When Something Is Wrong with My Baby」

ブレンダ・ホロウェイ
「Every Little Bit Hurts」

ブラー
「Intermission」

フォーカス
「Hocus Pocus (original single version)」

ゴールデン・イヤリング
「Radar Love (1973 single edit)」

バリー・ホワイト
「Never, Never Gonna Give Ya Up」

ヤングMC
「Know How」

クイーン
「Brighton Rock」

スカイ・フェレイラ
「Easy」

サイモン&ガーファンクル
「Baby Driver」

キッド・コアラ
「Was He Slow? (credit roll version)」

デンジャー・マウス
「featuring」

ラン・ザ・ジュエルズandビッグ・ボーイ
「Chase Me」
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