Lila

ベイビー・ドライバーのLilaのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
3.4
飛行機で鑑賞。もっと期待せずにさらっと見るべきだったなーと後悔。評価高く、技術はアカデミー賞、ケビン・スペイシーとジェイミー・フォックスが揃ってるということで、勝手に期待値を上げすぎちゃいました。

冒頭の強盗シーンは痛快で、音楽のシンクロも心地よく、カーチェイスもかっこいい。ここで終わりでも良かったくらいです。

先日「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」も観ましたが、アンセル・エルゴートの見た目(特に目の感じ)と演技スタイルがあまり好みではないと気付きました…なので、個人的にその時点で入り込めてない問題ありです。

評価された技術以外の演出、ストーリー、展開は結構キツイなーと思って見てました。その評価された技術も音楽と映像のシンクロはソーシャルネットワークの方が好みですね。

ケビン・スペイシーとジェイミー・フォックスを揃えながら、あんなチープなB級感出せるのは、それはそれで演出かもしれないですね。仲間の女性もワイルドスピードの劣化版みたいな演技でコントになっちゃってて、ジョン・ハムが浮かばれない。

スタイリッシュさも評価されてますが、「スタイリッシュ風」感が漂ってる印象でした。「雰囲気スタイリッシュ」?

恋愛ストーリーのところは、ヒロインのデボラと前から付き合ってました、とかならまだ理解できたかも。レストランの出会い方は妄想世界観が凄くて、あの関係性だけで、あそこまで命懸けで駆け落ちに身投げするロミオとジュリエット展開の違和感が拭えなかったです。タイタニック感もなかったなあ。濃い関係ならまだいけたかもです。

音楽と車が大好きで、その他は気にならない、考えたくない!って人にお勧めします。ケビン・スペイシー終焉前の作品が辛めで、それが1番悲しい。
Lila

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