テルヒサ

ベイビー・ドライバーのテルヒサのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
4.8
音楽×カーアクション、面白い映像体験。
ベイビーのようにセリフが少ない、トラウマを抱えた主人公ならば、やっぱり今作のような魅力的なサブキャラが必然。借金を盾に脅してくる気味悪いボスや、映像映えする美男美女、頭がキレるイカレ野郎など、キャラの量と配置が世界観に入りやすく、面白い初期設定ばかりで、終盤には助けられたり、暴走したのを主人公の機転で退けたり、ラスボスになったりと、ストーリーを盛り上げてくれた。過去から、トラウマから、逃げたことから主人公が脱却する系のストーリーとして良くできてた。
映像と音楽のセンスが良い。ガンアクションでの音ハメは気持ちよかった。BGMも流し放題できる設定だったので、平場は飽きないし、山場は盛り上がれる。スクラッチなどの音に映像を合わせるのがクセになるというか、単なるアクションに収まらない魅力があった。
映画はシーンと音楽、それぞれの良さを組み合わせて楽しませるコンテンツ。その魅力に溢れた良作。
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