映画史上最も至高な冒頭15分に乾杯。
映像・音・表情・声全てが合わさり至高の空間になっている。
若干脚本に無理をしているところがあるものの、それを押し切るだけの、映像力とBGMがある。
編集の切れ目を感じさせないようにするための工夫が随所に見られ、ただひたすらに没入した120分だった。
中でもエレベーターのボタン、コインランドリー、レコードといった丸のイメージを連続させている箇所が好き。
時折、日常にもサイレンが挟み込まれ、その後の主人公の運命を暗示する。
こうした映像空間も含めて超気持ちいい。
全ての音楽ジャンキーの脳内を完全再現したような演出の数々に、大興奮!
アイデアを思いついて、最後まで形にしているのがすごい。大拍手。
自分の作りたい映像空間に限りなく近い。
それにしてもSONY映画なのに、iPod!
唸れ!スバル水平対向エンジン!