このレビューはネタバレを含みます
バービーワールドと現実が完全対照として描かれている。現実は現実として描かれているけれど、バービーワールドは女性へのサービスがある訳ではなくて、女性に恋をするだけで幸せな男性しかいない。でも報われない寂しさを持っていることへの違和感は拭えず、見終えた時は盛大な痴話喧嘩の話だったのかしら…みたいな気持ちになった。
あとはサーシャ(娘)の扱いがとても雑なの気になった。仕方ないのはわかるけど、本当にただのトリガーになっててもう少し娘が母を嫌いになったきっかけが欲しかった。(あれだけラディカルな感じなら、年頃で毛嫌いするだけじゃないきっかけがあったように感じてしまった)
マーゴット・ロビー始めたくさんのバービーズはとても素敵で、絵面は可愛かったし、セリフにも笑ったけど、ポップコーンムービーにはしがたく、
加えてエンパワメントされる映画かと勝手に思い込んでいただけに、現実はこうだけど頑張る映画であったことに少しがっかりした😞
("バーベンハイマー"で炎上した時に、その2本の軽さと重さのギャップがあるものをハシゴする言葉みたいな話流れてただけに、もっと軽いかと思ってたのかも)
まぁ、グレタ・ガーヴィグ監督の作品だなという感じ。
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そういえば、マテル社の人たち(CEOら)、あれアランシリーズがリアルワールドにいるのかな。一瞬そんなセリフがあったような、気のせいかな…?
冒頭でバービーワールドにアランがなぜか1人しかいないとぼやいていたことと
バービーワールドの存在を知っていることとなんだか諸々相まって。
いつかまた見たら確認しよう…。