バービーのたろうのネタバレレビュー・内容・結末

確かに「何にでもなれる」ってある意味脅迫らしく聞こえるな…絶妙にニュアンスの違う色んな生き方の提案があって疲れる時代でもある。定番バービーのアイデンティティに対する迷いに一番共感出来たかも。

グロリアの言ってることも当たり前っちゃ当たり前に聞いてきたこと思ったことで目新しさは無いけど、バービーのファンシーな世界観に頼った皮肉だったり、コメディの皮を被った現実の醜悪さを感じ取れた所もあり、まま面白かった。

マテル社はWBがモデルなのかってくらい現実の出来事がこの作品に水を差したな。作り手の作家性や客層くらい理解した上でプロモーションしてほしいと思う。