コーディー

バービーのコーディーのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
3.3
皆がハッピーな夢のバービーランドの目が覚め揺らぐ自尊心w牛乳飲んだフリ、シャワー浴びたフリ、そして生きてるフリ。への違和感が完璧な筈の世界の均衡を脅かす…
架空と実在を巡り、基準に惑わされながら別の夜明けへと導く展開は良かったけど、正直ノリも笑いも解決の軽さも合わなかった。

バービーランドも現実世界も結局は単純化された感じで想定内の問題、憐憫、気付きなど、どれも説明的で全体的に煩い。あと母娘との交流も特に心に響かずで何ならケンの気付きの方が遥かに面白かったwと、ビジュアルやマッチョゴズリンのダサ弾けっぷりは最高やけど、それ以上の面白味を感じなかった。

ただ面白いかどうかは置いといてwなりたい自分になれるキラキラバービー素敵!から、本当にそれで良いの?な視点で権利を見つめる。
現代的アップデートしながら、それでいてバービーの魅力を損わないグレタ•ガーウィグ監督の皮肉から溢れる思慮深さは感じた。
あとシム•リウ出る度にニヤニヤしてたw