このレビューはネタバレを含みます
「どちらがいい」ということではなく、「みんなが幸せになる道を探っていこうよ」というのが、ガーウィグ監督の想いじゃないかな…
二元論ではなく、ましてや個人の問題でもなく、システムの問題。
バービーの世界観を壊すことなく、ここまでフェミニズムを描ききった監督がすごい。怒らないマテルも懐が広い。
主題歌”Closer to fine”にすべてが集約。
0821追記
監督へのインタビューで、マテル社の無機質にデスクが並んでいるシーンは、ジャック・タチの「プレイタイム」へのオマージュだと言っていた……好き。