バービーの世界観についての知識ゼロだったので最初は戸惑いましたね。
ミッキーが世界中で（同時間帯に）１人しかいないのと異なり、ピカチュウはどこにでも何匹でもいる。バービーはどちらかというとポケモン的世界観なんですね。
さてそのマサラタウンならぬバービーランドから外の世界に飛び出すアイディアは非常に良かったなぁ。
言わばネバーエンディングストーリーの逆の視点で描いた物語！
でもそこまで思いつくと何故かライアン・ゴズリングが羽賀研二に見えてきます。
羽賀研二はネバーエンディングストーリーの日本語版主題歌を歌ってますからね。
そして羽賀ＫＥＮ二でもある。。。
彼もまたマッチョイズムを踏み間違えた男でした。
いやぁ、羽賀研二に吹替やってほしかったなぁ。羽賀研二の声で聞きたいよ、あの作中きっての名台詞「俺にはペニスがあるぞ！」を。
巨根としても有名でしたからね。
勿論見たことはありませんが。
羽賀研二と違い、最後の最後で説得によって踏みとどまったライアン・ゴズリングにはやはりペニスはなかったんじゃないかな。
だとするとラストシーンの意味するところは性器整形手術ですね。
このままの自分を愛する、だけど自分に相応しい性器がほしい、という自己矛盾を敢えてグロテスクに突きつけるラストは監督の皮肉なのかな。
